請求代行と決済代行サービスの使い分け方

名前がよく似ているがゆえに、「請求代行」と「決済代行」のどちらのサービスを自分たちが導入するべきかわからないというケースは結構多いのではないでしょうか。ただ、それぞれの企業が置かれている状況によって導入すべきサービスは異なります。逆に言えば、適切な選択をしないとサービスの導入が無意味になってしまうかもしれません。注意しましょう。

たとえば、企業間で掛商売をしていて毎月請求書が大量に発行されている場合、請求代行サービスを利用すべきです。これは、企業間の取引はほとんどの場合銀行振込で決済します。そのため、決済機能のバリエーションは特に必要がありません。ゆえに、請求代行が最適です。

一方で、店舗で個人向けに商品を販売している場合など、毎月決まった取引を行っていないケースで導入すべきなのは決済代行サービスです。さまざまな決済方法を準備し顧客のニーズを満たしているという事実は、利便性の高さに繋がりその部分が評価されリピーターを増やせるかもしれません。その観点からも決済代行サービスの導入をすべきです。なお、必ずしもどちらかのサービスを選ばなければならない、というわけではありません。

業態によっては両方を導入することが、業務効率の向上につながる上に顧客に利便性を感じてもらえる可能性があるためです。例としては、企業に対しては大量に商品を販売しつつ個人顧客向けのサービスを行っている場合などがこのケースに該当します。その場合は企業向けには請求代行を、個人顧客向けには決済代行を導入するのがおすすめです。