FXで先進国通貨を勧める理由

FXの取引をするときには通貨ペアを選ばなければなりませんが、できることなら先進国通貨を選んでおくべきでしょう。新興国通貨が劣っているというわけではありませんが、リスクを考えれば先進国通貨の方が優れていると考えられます。先進国の場合、通貨を安定させるための暗黙のルールのようなものがあります。たとえば、政府や中央銀行が為替市場に直接介入することは良いこととはされていません。

かつて民主党政権の時代、円高を阻止するために介入が行われました。円高に悩んでいた日本から見れば良いことではあるのですが、これによって為替市場が混乱したことは多くの人の記憶に残ることです。FXでドル円ショートのポジションを持っていて大損した投資家も多くいるでしょう。民主党政権の時代にはなりふり構わず色々なことが行われたのですが、やはり国際社会からの批判を受けました。

自国の利益のためだけに為替市場へ介入することは、暗黙のルールの中で禁止されていると言っても良いでしょう。このようなルールがあるために、先進国通貨は安定していると考えられます。また、政治的にも安定していることも大きなメリットだと考えられます。新興国の場合、政権が変わると政策が一気に変更されると言ったこともあり、それが為替市場を不安定化させることもあります。

このようなことを考えれば、FXの取引をするのであれば、まずは先進国通貨の通貨ペアを選んでおいたほうが安心です。決済代行のことならこちら