金融におけるカード決済の歴史。始まりはアメリカ

金融におけるカード決済の歴史は以外に新しいものです。その始まりは、アメリカのニューヨークで実業家が食事をした際、うっかり財布を忘れていた事に気が付きいた事でした。困った実業家は、財布を持っていなくても食事の代金を支払えるシステムを構築できたら良いと考えます。これが、世界初のクレジットカードが発明された瞬間です。

1950年、実業家はこれも世界初のクレジットカード会社を設立し、クレジットカードの普及に取り組み始めます。それから10年後、1960年代にはクレジットカードの普及が世界的な規模に及んでいました。日本には1960年の12月に、日本発のクレジットカード会社が誕生します。この時は、アメリカのクレジットカード会社と日本の銀行とが、日本での事業を提携して行う形で発足しました。

この流れを受けて、翌年には各銀行がクレジットカード会社を立ち上げて本格的なクレジットカードの普及が始まっていきます。この様に、金融におけるカード決済の歴史は意外に新しいものです。しかし、その利便性の高さは瞬く間に世界へ受け入れられるものでした。カード決済という金融システムは、誕生から僅かな間に市民権を得ただけではありません。

利用できるお店も世界中で膨大な数がに存在するようになりました。現代の経済活動に無くてはならないクレジットカードという存在は、今や本人確認の為にも利用されるほどです。その名の通り、信用の証として相応しい地位を得たと言えるでしょう。