FXに潜むリスクの存在とは

FXは為替で生じる差額を利用して貨幣を取引する投資の一種です。かつては日本全国で話題になったこともあって、FXは非常に儲かる投資だというようなイメージを持っている人は少なくありません。ですがそういった考え方は非常に危険だということは常に意識をしていなくてはならないでしょう。というのも、FXというのは相場の動きによって利益を出せる反面、それによって損失が生まれることがありえます。

通過の中には安定しているとされる通過も数多くありますからそうしたものに集中して投資していけばある程度リスクをコントロールできますが、それでも完全にリスクを無くしてもうけだけを狙うということはできません。そして何よりも注意したいのが、損が出た時には自分がその損益を補てんしなくてはならない可能性があるということです。通常の定期預金などだと、利息がほとんど発生しないということはあっても損益が出たから自分が補てんするということはありません。ですがFXは誰かが保障をしてくれるようなものではない自由意思による取引ですから、そこで損益が出たのであれば自分自身がもつお金を使ってその損益を穴埋めしなくてはならないのです。

2015年にはかつてまで1ユーロ=1.20スイスフランだったものが1ユーロ=0.86スイスフランまで暴騰したということがニュースになりましたが、これによって大きな資本力を有していたヘッジファンドが潰れたり、ドイツ銀行が170億円以上の損失を被るなどの事態に発展しました。これは個人であっても発生するリスクがあります。そのためFXを行う際にはあくまでも自己責任として、リスクがあることを覚悟して行うようにしましょう。